販促に役立つ心理学

販促プロモーションの企画に役つ心理学の法則を、カテゴリーごとにまとめる。

1.購買意欲を高める心理:「欲しい」と思わせる

希少性の原理
数量限定や期間限定といった「今買わないと手に入らない」という心理を刺激し、購買意欲を高める。

「みんなが買っている」「人気ランキング1位」など、他者の行動を参照して自分も選ぶ心理。レビューやSNS投稿が強い効果を持つ。

権威効果
専門家や有名人が推奨すると「正しい・信頼できる」と感じて購買につながる。インフルエンサーマーケティングや専門家コメントに活用。


2. 判断をゆがめる心理:選択を有利に導く

アンカリング効果
最初に見聞きした情報が、その後の判断に強く影響を与える心理。元の価格を高く設定し、そこから割引することで、よりお得に感じさせることができる。

人は利益を得る喜びよりも、損失を被る苦痛を強く感じる心理。このため、「今買わないと損をする」「このチャンスを逃すと後悔する」といった、損失回避を促すメッセージが効果。。


3.好感や信頼を生む心理:プラス評価を得る

ハロー効果 
ある一つの優れた特徴が、全体的な評価に良い影響を与える心理。パッケージデザインや広告のイメージ作りに重要。好感度の高い芸能人をCMに起用することも、この効果を狙ったもの。

バンドワゴン効果

流行に乗らないと取り残される、という不安から、多数派の選択に同調する心理。「みんなが使っている」といった表現で、流行していることを強調し、購入を促す。

単純接触効果(ザイオンス効果)
何度も接触することで好感度が上がる。CMやSNS広告の反復露出が有効。

ベビーフェイス効果
幼い顔立ちや丸みのあるデザインは親しみや安心感を与える。キャラクターやパッケージデザインに活かせる。

4.購買行動を後押しする心理:最後の一歩を踏ませる

フット・イン・ザ・ドア技法
小さな依頼から始めて大きな行動につなげる。例:「まずは無料お試し」→「定期購入へ」。

ドア・イン・ザ・フェイス技法
まず大きな要求を提示し、断られた後に本命の小さな要求を出す。割引提示やオプション販売に応用。

返報性の法則
もらったら返さなければ、という心理。サンプル配布やお試しの他、販売員によるもてなしなども購入に繋がる。


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