ベビーフェイス効果

ベビーフェイス効果とは、赤ちゃんや幼い子どものような顔の特徴(=ベビースキーマ)を持つ人や物に対して、無意識のうちに好感を抱き、警戒心を解いてしまう心理現象のこと。

ベビースキーマの例としては、「身体に比べて大きな頭」「顔の中央より低い位置にある大きな目」「ふっくらした頬」「丸みを帯びた体型」などがあるが、これらの特徴を持つ対象を見ると、人は本能的に「守ってあげたい」「助けてあげたい」という養護動機が働き、親近感や安心感を抱くようになるとされている。

ベビーフェイス効果のマーケティング活用例

ベビーフェイス効果は、マーケティングやデザインの分野で広く活用されており、安心感や親近感を生む効果を狙っている。

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笑顔の女性や童顔の男性、子ども、動物の赤ちゃんを起用する

キャラクターデザイン
企業のゆるキャラやマスコットキャラクターに、大きな目や丸いフォルムといったベビースキーマを取り入れる。


ベビーフェイス効果のメリットとデメリット


メリット
  • 親近感や好感を持たれやすい
  • 警戒心を解き、相手との距離を縮めやすい
  • 実年齢よりも若く見られる
デメリット
  • 「子供っぽい」「頼りない」といった印象を持たれることがある
  • 権威性や信頼性が求められる場面(医師、研究者など)では、信頼を損なう場合がある


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