※一方で、初頭効果とは逆の展開で作用する「新近効果(最後に接したものが印象に残る)」という心理効果もある。
初頭効果をマーケティング活用例
初頭効果は、マーケティングでは、ブランド立ち上げや新商品発売などのローンチ期によく利用される。商品やサービスにターゲットが初めて接するシーンで強い第一印象を残すことで、後々までその印象が継続することを狙うもので、まず、多くの人に受け入れられる優位点を見つける、それをわかり易く表現し、好意的な第一印象として印象づける。
デザイン(パッケージ、空間、WEBなど)
パッケージデザインは購買者が手に取る前に触れる情報。
カッコイイ、キレイ、カワイイ、オシャレ、などの好印象をデザインの力によって印象づけ、初頭効果を発揮させる。
キャッチコピーやWEB記事のタイトル
最も訴求したい特長やメリット、また興味を示しそうな内容などの情報をコンテンツの前半に置く。
初回限定サービス
初頭効果が特に効果的に働くのは、その商品に対して関心の低い層とされている。
まだその商品についてよく知らない、利用したことがない、という人をターゲットとして、初期利用者へ大きな優遇を行うキャンペーンなどは初頭効果を狙ったものである。
セールストーク
販売の現場で商品を紹介する時、または営業などで自社のサービスを紹介する時には、その最も特徴的な優位点を一番最初に話す。